[WIP]CSSの命名について
下書き供養 Advent Calendar 2018の9日目の記事です。
CSSの命名規則じゃない命名についての体系的な何かができないかを考えていた。どういう要素に命名するためにどのように言葉を選定するのか、命名という切り口で具体的に説明する文書みたいなものを見たことない気がする。
きっかけはクラス名に使える単語リストみたいなのが流れてきたのを見て感じたなんか違う感。それはそれでわかるんだけど、そもそもどういった場合にどのような種類の言葉を探すのか、要素をどの視点から捉えて説明するのかみたいな話が先にあった方が良さそうに思う。
一旦コンポーネント名の命名に基準を合わせて、UI的な命名とドメイン的な命名に分解できるのではと考えた。有名なところではMCSSのベースとプロジェクト、及びそれに影響を受けたであろうFLOCSSのComponentとProjectのレイヤー分けに近いと思う。ただしこれらはレイヤーとして分離した先にある個々のコンポーネント名についての詳細な説明がない。どちらのレイヤーに属するのかわからないと言われるのもその辺が鍵になってきそう。
- CardとかModalとかはUI的、NewsとかUserとかはドメイン的
- 特定のドメイン知識に依存しないコンポーネント、そのサイトの中では汎用的に使えるルールのコンポーネントはUI的な命名が妥当
- デザインの共通化が進むとUI的な命名が増えてくる
- コンポーネントを小さく砕いて共通化していくとUI的な命名に向かいやすい
- 規模によってはドメイン的である方がネームスペース的には安全である可能性が高い
- 同じ機能が出現する場所はだいたい決まっているし、だいたい同じUIで表現される
- カンプよりワイヤーフレームの方が一貫性があることが多い、表現することの密度の問題
- ドメイン的な命名はスケールしない、反面捨てやすい
- UI的な命名とドメイン的な命名を掛け合わせることでより端的な命名に向かうこともある
- Articleとかどっち側? 記事というUIで記事というデータ型。そのデータ型が特定のドメイン特有のものでないのであればUI的と言っても良い?
- CardというのかTeaserというのかとかはUI側だけどそれぞれ別の側面から見た視点っぽい。Cardはパターンっぽい、Teaserは用法っぽい。対応する両方はイコールじゃなくて全然違いものを指す可能性があるけどイコールなこともある
- Primary buttonとBlue buttonとかも違うものだけど、ドメイン的ではないという意味では同じものとして説明できる、Blueっていう名前の商品を買わせるための専用ボタンなのであればドメイン的かもしれない
- ややこしい用語があったりするとなにがUI的な言葉でなにがドメイン的な言葉なのかプロジェクトごとにはっきりさせとく必要があることもありそう
しばらくはまとまる気配がない。いつか更新するかもしれないし永遠にしないかもしれない。